普段ブログ記事を家の中で書き続けているなら、ぜひ一度外に出て書くことの気持ちよさを知ってほしいなあと思うのです。
これができるばかりに、外に出るときには大抵1kg近いノートパソコンを担いで行きます。いつもの荷物に、スーパーで売っている砂糖のかたまり1パックが追加されると想像してみてください。邪魔そうでしょ?ノートパソコンの大きさだって、砂糖のかたまり以上です。それでもつい持って出てしまうのは、外で書くことの効率のよさ、気持ちよさを知っているから。
書く前の儀式を持つでもお話しましたが、家の中には私たちの気を散らすものがいっぱいです。ああご飯を作らなきゃ、掃除機かけなきゃ、選択しないと明日の靴下がないよ、お金の振り込みがまだだったなぁ、などなどなど・・・。
こういう日常から、私たちを美味しい飲み物で切り離してくれるのがカフェという空間です。
私のお気に入りは、たとえば ジョナサンのモーニング、カフェミヤマ、ルノアール、田町駅にあるKAITEKICAFE、大崎駅のマザーリーフティースタイル、渋谷のiPRESScafe(一時閉店中)、新宿駅からちょっと歩いてロイヤルホスト。
自宅を離れて、紅茶でほっと一息。そして、やおら気合いを入れ、目の前のPCと向き合う。こんなひとときを大切にすると、いつもより筆が進んで気持ちよく一記事書き上げることができます。もしご自宅や勤務地の近くにカフェやファミリーレストラン、静かに過ごせるファストフード店などがあるなら、何件かまわってお気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
最重要は椅子と机の良さ
「居心地の良いお店ってなんだろう?」
飲み物が美味しいとか、静かだとか、条件は色々ありましょうが、個人的に一番大事だと思っているのが、これです。
なぜ私が電源も電波もないジョナサンのモーニングを愛用しているかといえば、なによりよりひとりで占拠できる机の幅が広いから。
机が広ければ、パソコンに向かい合うだけでなく、机の上に手帳やメモや本を置いて 書き込んだり読んだりとすることができます。
これが、一人暮らしワンルームでは中々難しい。8畳の部屋の中に、生活必需品と本と洋服とPCとCDとベッドと・・・あれやこれや詰め込んだら、もう余分なスペースなんてありません。
ジョナサンには、半分くらい机を借りに来ているようなものです。
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もちろん、電波や無料のWi-Fiが飛んでいてくれればとても嬉しい。ありがたいことに、近所のカフェには電源電波完備のところがあって、よく利用させてもらっています。
ただ、これらは自前で用意することも可能です。最近のノートPCなら、電源フル充電で6時間くらいは持つものも少なくありませんからそのまま持ち出せば、ブログ記事を何本か量産するくらいは保つでしょう。
電波はWiMAXやイーモバイル、最近話題になっているdocomoのクロッシィなんかもあります。いろんな会社さんが、1ヶ月定額だいたい5000円くらいで、モバイルWi-Fiの機能を提供してくれています。これを契約して、お店に持ち込んでしまえば便利です。
長居するならご飯を買う
個人経営のカフェでも、ファストフード店でも、何時間か粘るならある程度お金を払いたいものです。
個人経営のお店で、アメリカンコーヒー一杯300円で何時間も机ひとつを占拠するとなら、それは明らかにお店の回転率と収益を悪化させていることになります。
「こいつはうちの営業を邪魔する客だ」
と目を付けられたら、そのお店で良いサービスを受けるのは望み薄ですし、下手をすればそのお店の存続自体を危うくさせかねません。
たとえ、そのお店にいつも空席があって、回転率に関与していない場合でも、その空間が心地よくてずっとお世話になりたいと思うなら、そういうスペースを守ってくれる店主さんへ、カンパの気持ちも込めて、ある程度お支払いしたほうがいいでしょう。
書き手にとっての、この世の理想郷は、
・机が四角くて広い
・椅子に背もたれがあって、柔らかい
・電源がある
・フリーWi-Fiが飛んでいる
・飲み物が美味しい
・適度に空いている
・ほどほどに静か
ってところでしょうか。こんなお店、私もまだ一度もお目にかかったことは無いけれど・・・w
いや、嘘だ、あった。那覇のワンオアエイトだ。あれはノマドワーカーの理想郷でした。
しかし沖縄は遠いんだ・・・。むむむ。
もし都内で見つけたら、ぜひアライまでご一報ください。