【TED】5分で見られてあっと驚く!珠玉のオススメTED動画4選

最近、こんなサイトをコツコツ作っています。

TED動画まとめ+

TED公式から動画を探そうとすると、確かにいっぱいあるのですが、新着順で並んでいるだけで、時間やジャンルでソートできなくて、思うような動画画見つけられないのが不便だなあと思っていました。文句をたれるくらいなら自分で作っちまうかとはじめました。

古い動画から一本一本チェックして振り分けているので、鋭意作業中といった感ですが、昔の動画を掘り出すという意味でもお役に立てるかと思いますので、興味のある方はぜひに。
見た一部の動画についてはレビューも書いています。

というわけで、今回ご紹介するのは、TEDを見まくって見つけた、5分前後で見られるTED動画のオススメです。

デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」

デレク・シヴァーズが、ある驚くべき映像の助けを借りながら、社会的な運動というものが実際にはどのように起きるものであるかを解説しています。(ヒント: 2人必要。)

と、いうわけで、最初は有名どころのこちらから。巷では『リーダーの重要性』はもはや繰り返す必要もないほどにもてはやされていますが、リーダーを支えるフォロワーについてはあまりに重視されていません。今までその発想がなかった(私含め)方には、新鮮な衝撃が受けられることでしょう。そしてもはや、『フォロワー重要超重要』という合い言葉を忘れることはありますまい。4分弱のなかに、エンタテイメント・教養が凝縮された珠玉の一本。まずは見れ。

JD・シュラム:自殺未遂者の沈黙を破る

外見上は問題のない人生のように見えても、静かなる精神的な苦痛を抱えて、自らの人生を終わらせようと決断してしまう人々がいます。TEDYouでは、 JD・シュラムが自殺や自殺未遂における沈黙を破ることを求めると共に、死から逃れて人生を取り戻そうとしている人々が大いに必要としている支援体制の設 立を提案します。 支援体制へのリンク:http://t.co/wsNrY9C

4分ちょっとの間にうねる物語。内容としては提言にとどまるものですが、その説得力といったら半端ない。アライは最後にほろりときてしまいました。社会の中で中々照明を当てられない、精神的苦痛を背負って生きる人の実像、そしてその人達を、どうサポートしていけるか。日本の映し鏡をのぞき込んだ気分。

グラハム・ヒル「ものは少なく、幸せは多めに」

作家でありデザイナーのグラハム・ヒルが問います「モノやスペースを制限することは、幸せを増幅させるだろうか?」スペースを節約し、あなたの人生をコンパクトに編集する3つのルールをご紹介します。

内容の斬新さは薄いものの、まだまだ日本社会に定着していない提言と、それを実行するためのアドバイス。何より小道具や言い回しを工夫した、エンタメ要素が強いのがいい!飽きずに見られる5分強。力強く面白いプレゼンの参考例としても。

デイブ・メスリン:無関心への特効薬

学校、建物の用途、市議会選挙などなどローカルな政治は私たちの生活に直接影響を与えます。なのに、なぜ私たちはもっと積極的に関わろうとしないのでしょうか?無関心だから?デイブ・メスリンは「違う」と言います。私たちが実際に関心があるにもかかわらず、私たちをコミュニティーへの参加から妨げる7つの障害を彼はこのスピーチで明らかにします。

この発想はなかった!と手を打ちたくなった一本。ちょっぴり長めで7分ほどですが、「みんな興味が無いワケじゃない、参加するための障害が多すぎるんだ」という立場に立って、情報はどう加工されるべきか、どう提供されるべきか、メディアや慈善団体、政府はどう一般市民に対して情報開示を改善すべきなのか、といったアイデアが得られます。発想の転換。『無関心とは 心の病気ではなく 世間に張り巡らされた参加を拒む 障害の事だ』