ヤシマ作戦で学んだこと。善意が楽しい使命に変わると、もっとやる気が出る。
・・・もしかしたら、今現在起きている被災地の苦難を思いやって、力の限り力になりたいとシリアスに思うのが真摯な態度なのかもしれません。
でも、そんな風に構えていたら、私はちょっと保たないな、と思いました。ただでさえ重い内容が続く報道に直立不動で相対していたら、つぶれてしまうと。
なので、今回は、募金にヤシマ作戦の法則をあてはめて、善意をやりがいのある募金目標に、かたちを変えてみたいと思います。
『募金』にルールを設け、ちょっと楽しくするための方法を考えたり、集めたりしてみました。
募金のしかた:○日ぶんあげるよ!募金
現地入りして、被災者の方のために力を使いたい!という方も多いかと思いますが、それを実行する前に
お祝いだとか、お悔やみだとかにも相場がありますよね。今回、たとえば、「じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金」と考えたら、どうでしょうか。はっきりとした「実力」になると思うんです。(募金に関する、糸井さんのツイート)
たとえば、こんな考え方。
労働力を持っていくのではなく、そのぶん、普段通りに働く。
そして、自分が稼いだ分のお金を、まるまる募金する、というものです。
これは、目安がわかりやすくていいですよね。しかも、交通費もかからない。現地の食料をむやみに取ったり、寝床を奪ったりする心配もない。
さらに現地でボランティアをしているつもりになって、毎日の仕事に携わればいつも以上にやる気が出ますね。
もちろん、まるまる3日分も募金したら生活が成り立たないよ!というひとは無理せずに、今日稼いだぶんの何%、というのでもいいと思います。
募金のしかた:買ったつもり募金
最近、Twitterを見ていると、
『タバコを買ったつもりで、その分募金してやんよ!』
という旨の発言をよく見ます。すばらしい。
普段から良く買うものはありますか。もしそれが必需品ではなく嗜好品、あるいはちょっとした贅沢だとしたら、それを買ったつもりで募金する、というのはいかがでしょう。
ポテトチップス一袋を買ったつもりで、コンビニに100~200円をちゃりん。少額募金だって、一カ所に集めればバカにならないと思いませんか。
募金のしかた:倍額募金
とはいえ、大好きなものを我慢するのはちょっと辛い。もう少し緩やかなルールで、でもちゃんと募金もしたいな・・・
そんな方には、『買った嗜好品と同等の金額を募金する』倍額募金がおすすめです。
実はこれ、昨日わたしもやりました。
らぽっぽのポテトアップルパイがとても食べたくなって、しかもお値段が777円と縁起が良かったのでその場で購入。後ほど、同等額を募金箱に突っ込んだのです。
この募金方法は、個人的にかなりおすすめ。
なぜかというと、
①明確な募金の目安になる
②経済に貢献できる
という従来の機能だけでなく、
③「商品の値段が倍額になっても、この商品は買うだけの価値があるか?」と、普段と違った視点で、よく考えて商品を買うことができたから。
つまり、私にとって、らぽっぽのポテトアップルパイは、1500円になっても買う価値のあるスイーツだということが分かったのでした。
買ったつもり募金が、どうしても手出しできない・・・という禁煙希望の方も、もう少し条件の緩いこちらの『倍額募金』にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「自分にとって、タバコひと箱に800円以上の価値があるか?」
これから来るかもしれない、ひと箱1000円時代の予行練習としてもおすすめです。
募金のしかた:『自分は何にも出せないよ・・』というひとは
歌手の松山千春氏がラジオで,今回の地震に関して
「知恵がある奴は知恵を出そう.力がある奴は力をだそう.金がある奴は金を出そう.
『自分は何にも出せないよ・・』っていう奴は元気出せ.」
って言ってた.シンプルだけど,確かにそうだよな,と強く納得
何も持っていなくても、何も出来なくても、社会に活気を出すことは、きっと誰でも心がけひとつでできる貢献だと思うんです。
募るのはやる気、活気、希望。元気だそう!
(ちなみに、先の引用はこちらの動画コメントから。こんな時期だけど、こんな時期だからこそ。すてきです)