【Webサービス】ばいばい、旧はてブ

2013年1月8日

はてブが、着物からゴスロリウェディングドレスに着替えるような大胆イメチェンを図ったあの日、デザインだけでなく記事掲載のアルゴリズムも大きく変わった。
読み手からはデザインがイケてる、いや読みづらいと賛否両論、書き手はアルゴリズム変更の波間でおろおろした。

いや、昔のはてブに親しんだ僕らは、今もその変身を理解できずにいる。

彼/彼女の読めない心変わりを推し量るように、あれやこれやと試しては、アルゴリズムの機嫌をうかがっているというのが、私の場合正直なところだ。

むかし、私も含め一部のブロガーにとって、はてブ数というのは成績表のひとつだった。1でも2でもはてブがつけばうれしくて、コメントにも全部目を通していた。一度人気記事に入ると、アクセス解析のグラフがいきなり鋭角に伸びはじめて、自分の書いたものが多くの人の目に触れているのだとうれしかった。ひいては自分の書いたものが、ちょっとだけ世の中を良くしたのだなんて信じることもできた。

そういう力がはてブにはあった。集客力という。

自分の知り合い以外に記事を届けられる、その長い腕に頼りたくて、はてブに気に入られる記事とはなんぞや、という戦略だって、長年調べられて構築されてきた(今回のアプデで、それらすべて過去のものにされたわけだけれど)。

人気エントリーのアルゴリズム改善

滞留や偏りをなくすためにアルゴリズムを変更いたしました。一定時間でコンテンツが入れ替わるよう更新性を高めています。その日にしかチェックできない、新鮮なエントリーが楽しめるようになりました。人気エントリーのアルゴリズムは、今後も継続的に改善してまいります。

という公式の告知の通り、先日のシュークリーム記事はなぜか人気記事になり、しかしはてブの総合枠に24時間留まることがなかった。(ちなみに、カテゴリ枠には24時間以上留まったものの、2日と保ちませんでした)

そもそも島根のシュークリームなどという山陰住みか旅行好きにしかヒットしなさそうな記事がはてブ入りしたことに驚きを隠せなかったのだけれど、それ以上にはてブ総合に24時間もいられないことに驚いた。

旧はてブなら、ささやかな記事でも、人気入りすれば翌日もトップに残っていることが多かったように思う。

私は、需要の少ない記事が人気エントリーに入りやすくなったことを喜ばない。人気エントリーから早く蹴り出されることを嘆かない。変わったものは、それはそれとして、今後ともよろしくお願いします、とやっていく次第だ。

アルゴリズムが変わって、ブロガーとして常日頃考えている運営戦略が乱されることについて文句を言うのもお門違いだろう。そもそも誰に言えばいいんだ?

ただ、少し寂しいなと思うだけだ。今まで気をひこうとしていた女の子が、頼りにしていたお兄ちゃんが、変わったのだなあという寂しさがあるだけ。気を引こうと頑張ってて、そういう工夫だって、ブログを運営する上で楽しい要素だったのだ。

ちょっと長くつきあいすぎたので、少しセンチメンタルになって、ただそれだけだ。
ありがとう、お世話になりました。

ばいばい、旧はてブ。

 

 

※新はてブ攻略系アクセスアップ記事を書くはずがどうしてこうなった・・・ッ!
※次回はまじめに、新旧はてブのアルゴリズム比較検証とかやる予定です。