【生活】遅刻癖を治すための身も蓋もない方法2つ


私は、学生時代ずーっと、大の遅刻魔でした。

中学~高校はドアツードアで1.5時間、大学は2時間半近くかかる遠い道のりでしたが、どこに住んでいようと学業をおろそかにすればしかられます。

遅刻して怒られる。また遅刻して怒られる。そのループのお陰で、社会人になる頃にはすっかり自信を失っており「自分の遅刻癖は一生直らないのだ」などと、半ば本気で考えるレベルにまで達していました。

でも、遅刻は本当に困ることだから、なんとしても遅刻しないようにするにはどうしたらいいかと考え続けてきました。

本を読み、色々なコツを試しては長続きせず、悩んできた

そんな私が、この年になってようやく見いだした遅刻癖を直す方法を書きます。ただし、誰にでも適用できるものではないし、かなり身も蓋もない話です。

ただ、これらを行えば遅刻が劇的に減るのは間違いありません(同時に、「当たり前やん」という突っ込みも大量にいただきそうだけれども)。

 

1.早寝する

さっそく身もふたもないぞー!すみません。でもちょっと話を聞いてくださいよ。

睡眠時間5時間で、毎日エネルギッシュに活動できている方、本当にすごいと思います。そして、そういう人たちみたいになりたいと思って、私もいろんな本を読んで『睡眠の質を高める』とか『一定時間に起きる』などなど、定時に起きるための方法を試してきました。

でも、何年もいろいろな本を読み、6時間睡眠、5時間睡眠を目指した結果、自分はそういうスーパーマンにはなれないんだな、と思いました。

たとえ数日6時間睡眠が続いても、必ずどこかの日に、足りない睡眠時間を補おうと2度寝が起こります。二度寝→すなわちゲームオーバー。

多くの社会人さんは、それを休日で調整しているのでしょうが、自分にはそんな器用なことはできなかった。

自分の睡眠時間を週単位で計ってみると、睡眠時間が短かったぶんどこかにしわ寄せがいって、平均7時間より少なくはできないとわかりました。

というわけで、最終的に落ち着いたのは、『早く寝る』ということでした。最近は10時前に寝ていることが多いです。そして、次の日の朝に起きて、やりたいことは朝にする。お風呂も朝に入る。

こうすると、二度寝の心配がないし、その日一日夕方まで眠くなりません。お昼寝不要で元気いっぱいです。

 

2.タクシー通勤できるくらい会社の近くに住む

私は、中学から大学まで学校が遠かったと書きました。ええ、とってもつらかったですよ-。まだけいたいでんわなんてのも高嶺の花な時代で、本を読む時間をたくさん確保できたということについては(なにせ私が初めて携帯電話を持ったのが高校3年生だ。年頃の子の中でもだいぶ遅いです)その点ではよかったのですが、そうはいっても辛かった。埼京線の常軌を逸した朝の混雑にポテチを砕かれ涙したことを私は忘れない(ォィ

そんな私が思うのは、『遠くに住めば住むほど遅刻率が上がるのは当たり前だよな』ということ。いや、自分を正当化しているんじゃなくてですね、結果的にそうなっちゃってるけど!

目的地が遠くなればなるほど、到着するまでのプロセスが増える。するとその道のりを具体的に想像するのは難しくなるので、私のような8月31日に宿題をはじめるダメ学生はあっさりあと5ふんたりないの罠に掛かります。

え?自分がしっかりしていれば、たとえ遠くに住んでたって遅刻なんてしないだろうって?

そりゃあ貴方がしっかり者スキル所持者だからですよ。僕より数段優秀なんですから誇るべき。そもそも、しっかり者なら遅刻癖なんてつかないので、このお話では対象外です。自分ができるからといって、他の人もできるだろうとか思ってない?そんなことないんですよ。しっかりさん、真面目さんはスキル。それを与えてくれた親御さんや、今までの周りの環境に感謝しなくちゃあ。

で、しっかり者じゃない一般人、またちょっと抜けている私みたいな人がどうやれば遅刻しないかというと、ぶっちゃけ物理的に近くに住むのが目に見えて効果的です。

10年も中遠距離通学していて、社会人になってから会社の近くに移り住んだ私が言うんだから間違いない。

会社の近く、といっても、具体的な数値があります。できれば、自宅からタクシーでドアツードア15分以内にアクセスできる場所に会社があるとベスト。

なぜこの数値か、というと、

電車では会社に間に合わない! というときに、タクシーを呼ぶor捕まえれば会社に間に合う!ということが起こるからです。

私みたいな時間の読みが甘い人間は、家から5分出遅れるというのをよくやります。ギリギリいつもで生きていたいから♪という無意識が、ぐずぐずと出発を遅らせ、結果「駅まで走ってもぎりぎり間に合わない」というアホみたいな状況を作り出すのです。毎回やっちゃうたびに思うのよ。

「私って、ホント馬鹿」

その反省をしつつ、さらにタクシー代という大きな支出で反省を促しつつ、会社にも間に合うという絶妙な通勤圏が、『タクシーで15分』というエリアといえます。

いや、ま、この話に関しては都会限定な上、会社所在地によっては家賃破産があり得るレベルだとは思うのだけれど、それでもできるとやっぱり強いですよ。

===

以上、遅刻癖を治すための遅刻癖を治すための身も蓋もない方法2つでした。

「どっちもできねーよ!」という人、結構な割合でいると思う。うん、ごめん。役に立てなくてごめん。

でも、たくさん寝たら体調がよくなるし、タクシー通勤を最後の切り札として担保できると、やっぱり遅刻は劇的に減ります。

既存の睡眠本を読んで読んで読み尽くして、それでもどーーーーーーーーーーーーーーーーしても遅刻が治らない、困る、人生の損失だ!というかたは使ってみてはいかがでしょうか。

効果は確実、だけど使えない。世の中そういうこと多いよね。