【Webツール】EvernoteユーザーがFirefox4を導入する前に考えたい1つのこと

Evernoteアドオン
 Firefox4は、従来の3と比べて最大6倍程度高速化されているということで、新井も早速インストールしてみました。

 使ってみると、確かにv3より軽く、ブラウザの構成も洗練されています。

 特に、v3ではアドオンを入れない限り画面上部一列を常に埋めていたメニューが、小さくまとまって、ブラウザの可視領域が増しているのが嬉しいところ。

 未対応のアドオンも about:config で強制インストールし、ほとんど不便もなく使えるので、いよいよFirefox4をメインで使うときが来たか・・・と満足していました。

 ただ一点、どうしても気になることが。

 Firefov4での、Evernoteアドオンの挙動です。v3では、Evernoteアドオン経由でクリップすると、PCにインストールされているクライアントが立ち上がってその中にクリップしていました。それがどうやら、v4ではWeb上にデータを送ってクリップする仕様になってしまったようなのです。

 個人的に、これが大問題です。未だに完全にChormeに移行しきれない大きな理由もこれだったりします。

 Web上にクリップしようとする仕様の場合、重い画像を何枚もクリップしようとすると、データをWeb上に送信するのに時間がかかります。さらに、その間ブラウザにはロックがかかり、他のページを見ることが出来ないのです。(Firefov4、WindowsVistaの場合)

 v3であれば、データはローカルに一旦置くだけですから、どんなに大きいデータであってもすぐに取り込みが終わります。

もちろん、ローカルにデータを置いただけでは他のクライアントと同期が出来ないので、データを取り込んだ後に同期を掛ける必要がありますが、30分に一度で自動同期を掛ける設定をしておけば困りません。急いで同期を掛けたければ、同期ボタンを手動で一度押すだけでも済むのですから。

 このような点を比較してみると、回線が太くないご家庭にv4のWebクリッピングは荷が重い場合があります。せめてWeb上にクリップするか、クライアントにクリップするかの設定があればよかったのですが、残念ながらそれも選択は出来ないようです。(With FF 4:Can send clips to Evernote Web application.With FF 3.X:Can send clips to desktop client (default if installed) or Web.

 このような点を踏まえ、Evernoteのヘビーユーザーさんはv4のEvernoteアドオンに満足できるかどうかを検討の上、もしアドオンが使えなさそうであれば代替手段を用意するか、あるいはv3を使い続ける覚悟をした方がいいのかもしれません・・・。

 かくいう私も、PC上でGoogleReaderを読むときは、いまだにFirefoxPortable3を使っています。