先日、祖母の一回忌がありました。(ちなみに真言宗です。)
読響をしていただいている間、お坊さんの後ろ姿や卒塔婆などを眺めていたのですが、そこに書いてあったのが、戒名『~~~大姉』というもの。
それを見て、「あれっ」と思いました。これ、前見たのと違うなあ、と。
以前他の方の葬式に出たときには、確か『~~~信女』と書かれていたはずなんです。
この記載の違いはなんなのかなーと思い、ちょっと調べて見たら出てきました。
なんとこれ、称号によって値段違うんですね。
ランクの順は、
院殿大居士>院号大姉>大姉>信女
お値段も、おおむねこの順番で高くなってゆくそうです。
さらに、それぞれの戒名のお値段には特に決まった相場があるわけではなく、お寺や葬儀に関わる人たちの言い値であることも多い様子。さらに相場のブレは数十万円単位にも上るようです。
葬儀ビジネスは体質が古いとは昔から言われていましたが、まさかここまであいまいな商品だったとは。困ったものですね。
でも逆に考えれば、こういう不満が募りやすい環境は、ビジネスに適しているとも言えます。人の不満を解消するサービスは、多くの人に望まれる(=需要が高い)ものだからです。
労働やサービスが劣悪だった介護事業にワタミが参入して、現在この分野で好調を維持していることなどが一例ですね。
現在問題になっていることを、もっと良くできないか、解決できないかと考えるのは、ビジネスチャンス発見の大きな鍵になりそうです。