先日、愛用のボールペンがインク切れしたので、入れ替え用の芯を買おうと東急ハンズに行ってきました。
文房具のコーナーに行くと、ボールペンの芯が入った引き出しがいくつもついていて、その中からお目当ての芯を見つけ、自分でレジに持って行く形式。
私の探しているものが、たとえばサラサやジェットストリームのような、普及しているボールペンならよかったのですが、あいにくと探していたのはボールペンにしては微妙な知名度のもの。芯が入った箱をいくつもあさり、そばに置いてあったボールペンのカタログとも格闘して探してみたのですが、結局わからないまま、すごすごと退散したのでした。
そしてまた別の日、偶然立ち寄った文房具屋には代え芯が店頭になく、カウンターで聞いてみたところ、店員さんが直接探してくださるとの由。ボールペンを本体をお渡しして見てもらったら、適合する芯がすぐ見つかり、さらによくわからなかった芯の交換までやってもらえるという懇切丁寧サポートで、愛用のボールペンは見事復活。私はほくほく顔でおうちに帰ることができました。
似たような話で、腕時計のことも思い出します。時計の腕サイズがあわなくて、コマの調整をしてもらうため時計屋さんに行ったことがありました。
事前にネットで調べたところ、コマの調整自体は難しいものではなく自分でできる、とも書いてあったのですが、少しいじくってみても どうにも歯が立たない。
致し方なしと時計屋さんにお任せしてみたら、なんと時計屋さんも苦戦する。腕時計のコマ同士をつなげるピンが抜けないのです。金槌みたいなものでガンガン叩いていらっしゃる!なんじゃこりゃー。
無事にピンが抜けてコマの交換もしていただけたのですが、どうやら相当ピンが堅かったみたいで、ひっくり返っても素人が手出しできるものではなかったのでした。
1000円でコマ調整をしてもらって、しかも「調子が悪くなったら、無料で様子を見ますから遠慮せず来てください」とまで言っていただけました。なんという懇切丁寧対応!
こんな体験を思い返してみると、時には専門家に頼ることも大切だなあと改めて身にしみます。
専門家は、私がそもそも考えつかないような製品に対する気遣いをしてくれ、時には取り扱いのレッスンまで施してくれます。さらには、高い技術力があるので、自分でやるより安全(怪我をしない・製品を傷つけない)です。
時計などはいい例ですね。
・製品の取り扱いが難しい
・製品が繊細
こういう製品を初心者が触るのは、やはり難しいものです。
お金を出して人に頼る、というのは、コストパフォーマンスの点から考えると遠慮してしまいがちですが、やはりプロの技は自分には備わっていないもの。力を借りるべき時には、遠慮せずお借りしたいものです。