アライはチケットの安い冬旅が大好きです。でも、それは逆に言うと海だとか夏山だとかは楽しめないということ。
そんな中で、スペイン・バルセロナはオススメですよ!建築を巡る旅なので気候に左右されませんし、観光客相手に慣れている町なので英語OK、さらにご飯がめちゃうま!スーパーや市場でイベリコ豚の生ハムとやっすいワイン調達して、ホテルの部屋で飲むだけで多幸感がやばい・・・!!!
おおっと、いかんいかん食欲が・・・じゅるり。話を元に戻しましょう、今日はグエル邸のススメです。
バルセロナと言えばこの人!建築好きならずとも超有名なアントニ・ガウディさんが手がけた作品が、バルセロナにはたくさん残っています。
サグラダ・ファミリアなんて聞いたことがあるでしょうか。あれもガウディの作品。
スペインはバルセロナに参りますと、ガウディの作品が至る所に残っていて、町中見て回るのが楽しくなります。
その中でもこのグエル邸は、正直規模としては小さく、知名度も他作品よりは低め。
・・・ですが、それは質が低いと言うわけではないんです。他にサグラダ・ファミリアとかグエル公園とか、もっと大規模な作品がごろごろしているため、あんまりここで足を止める人が少ない、つまり観光の穴場なんです!
しかももうひとつのポイントは、入場料がお安め(12ユーロ)で、かつ日本語音声ガイド料金が含まれているというところ!
他の観光地ではそもそも用意がなかったり、あるいは別料金だったりして、結構かさむんですよね;;これは嬉しい!
ちなみに日本語ガイドの質はばっちりです。
グエル邸・アントニガウディ入場券。
ちなみにグエルさんというのは、ガウディの友達でパトロンです。
ガウディが手がけた住宅分譲地で、すごい見た目で有名な(詳細はググってね)グエル公園なんかも、名前の通りグエルさんが協力しています。
外観。がっしりした作り。ですが、すでに窓際のくるくる巻いた細工とか・・・色々かっこいい
まずは地下の厩舎から。
その道すがらにあるこの犬のモチーフ・・・
写真だと細部までとらえられないのが心苦しいのですが、目まで生きてるみたいなものすごい彫刻!
これひとつで、美術品として飾られていてまったくおかしくないものです。
これを見た瞬間、私グエル邸来て良かったなあって思いました。
地下にある厩舎と地上をつなぐ道。
この曲線こそまさにガウディ。
正面玄関から。この写真だとちょっと見にくいですが、階段を上がった先にある赤と黄色のステンドグラスが見事です。
こんな凝った飾りが部屋中にあるの。
じっと見入ってしまいます。
ひたすら感心するしかありません・・・。
鏡に映り込んだ上り階段。
床のタイルの意匠も見事なんだなあ。
食堂。
立ち入りは禁止のため、近寄って写真が撮れませんでしたが、ここでグエルさん一家がご飯を食べてたんだなあって想像がふくらみます。
どことなく東洋のエッセンスを感じる。
この照明の細工物・・・。レベル高杉やばい
これがッ!黄金の天井ッ!
実際見ると本当にゴールデンです・・・。金箔はってあるんだろうか。あまりにゴージャスなのでしばらくじっと見入ってしまいました。
ステンドグラスも見事だし、窓の曲線美も、それにかかる細工物のすばらしさも筆舌に尽くしがたいです・・・。
まるで星が降ってくるような吹き抜けの天井。この意匠がまさにガウディ!って感じですネ。
タペストリ一枚取り上げてみてもこのクオリティですよ・・・。
さすが金持ちの家、敷地面積は一般住宅プラスアルファですが、中身がとんでもなかった。
たしかこのステンドグラスの人物は、シェイクスピア作品の人物をかたどったものと記憶しています。
ハムレットと・・・あとなんだったかナア。オーディオガイドで解説があったはずなので、真実はぜひご自身の目でお確かめください。
屋上のステンドグラスを間近で見ることが出来ます。
そして屋上。このキノコ!丸み!すごくガウディです
色使いもガウディ。
地下から屋上まで上ったら、帰りは使用人達が使っていたという裏階段を下っていきます。
裏階段といえども、手すりの意匠に手抜きなし。
グエル邸の中庭的な敷地から見上げた図。外からはあんなゴージャスな中身が想像できない・・・。
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個人的に、サグラダ・ファミリアより、町中にあるカサより、グエル公園よりも、一番好きになったのがここ、グエル邸でした。
トリップアドバイザーの評価も4↑と大変高いのもうなずけます!
ちなみに私、この規模ならさーっとみて30分で済むだろー・・・とか思ってたのですが甘かった。じっくり見すぎて2時間かかりました。でも後悔なんてしてない。
スペイン旅に行かれた際には、ぜひバルセロナのグエル邸、立ち寄ってみてくださいネ!