驚異のOCR変換率を誇ると評判のKyberSmartNote(カイバースマートノート)が気になりすぎて、物欲の抵抗むなしくAmazonでぽちってしまいました。のでレビュー。
本当は1冊だけ手に入れば十分だったのですが、3冊セット~しかないのでこちらを購入。
KYBER SmartNote SmartPhone x3 pack
3冊で約1500円、1冊に29ページ(裏面は利用不可)なので、実質1ページ17円とちょっと
10ページで170円、100ページで1700円。
100ページで1700円のメモ帳で書き散らす、となれば、どんだけブルジョワジーよ!って叫びたくなりませんか。わたしはなる。
しかし、結論から申しますと、使いようによってはかなり”アリ”です。
このメモにはそのお値段を補ってあまりある魅力がございました。
kyberのスゴいところ、それはなんと”人力によるOCR”機能。つまり、一度機械でOCR化したデータを、さらに人が見て修正してくれる、というものなのです。
人力OCRの変換精度、気になりますよね?
私も気になりますから買いました。
ってわけで、さっそく使ってみたいと思います。
つかってみたよkyber
まずは、メモ帳本体のサイズ比較からまいりましょう。
※協力:rashita手帳本
想像以上にちっちゃ!
納得のiPhoneサイズでした。
見た目になんか覚えが・・・と思ったらツバメノートですねこれ。
最初のページを開くと、認証方法の説明。
実際には、アクティベーションの前に新規アカウント作成が入ります。
使用上のご注意。線をまたいではいけないようです。
iPhone画面上でのアクティベーション。このQRコードはもう認証しちゃったので使えません。
メモを撮影後デジタル化待ち。
手書きメモの内容。
字が汚いのはゆるしてね!
5分足らずで結果が返ってきました。
さすがに認識率100%とはいきませんでしたが、手書きメモをOCRかけたと思えばかなりいい線いってます!
OCRで読み取り不可だったところは・・・
・『ひとつのメモに10行』という行の中の『1』
・『許容範囲』の『許』
・『ぐりぐりってしたのは?』の『は』
最後の『は』が読み取れないのはあんまりに崩れすぎなんで納得なんですが、『1』と『許』がうまくいきませんでしたね。
『1』は、『10行』という言葉のつながりで読んでもらえれば分かってもらえたんじゃないかと思うのですが、いくら人力といえど、文脈で読み取ってくれるという期待はしないほうがいいのかも。
また、『許』は、私がごんべんをつなげて書くので、そのせいで認識できなかったのかもしれませぬ。
しかし、反対に考えれば、↑くらいのクセがある字でもミスは3件のみ。つまり、おそらく丁寧に手紙を書くようにすれば、OCR率100%も出せるんじゃないかな?な、なによ、やるじゃない。手書きOCRのくせに・・・
あともう1点よかったのは、青い線で囲まれた1行の中に、小さな文字で2行分文章を書いてもちゃんと読み取ってくれたことですね。びんぼうしょうしみんなあらいさんとしては、これが中々嬉しい。2倍書いても大丈夫!
エコノミーにkyber使いでいこう
個人的に、OCR精度の結果はかなり満足できるものでした。
と同時に感じたのは、やはり1枚のお値段の高さですね・・・。書くのに気を張る。1枚書くのに、名刺1枚渡しているようなものですからね、価格的に。
私はkyberを”メモの清書用”に使おうと思いました。
メモの清書用メモってどういうこっちゃねんと思われるかもしれませんが、たとえば以下のような用途です。
・カフェで話したナプキンのメモをkyberに書き写し
・ほかのメモ帳(ロディアとか)に書き散らし→アイデアをkyber1枚におさめる
・読書感想を改めてkyberメモにまとめる
こういう使い方をしていると毎日kyberを1冊消費する、なんてことはないので、手帳の中に本体から切り取ったkyberメモ数枚を入れています。
めんどくさがりアライには、メモを取ったはいいもののそのまま放置→なくすというクセがあって、おかげで今まで幾枚ものアイデアの種を無駄にしてきてきました。
しかし、『kyberに書き直す』というクセがつくと、
1.メモを見返すきっかけになるし、
2.アイデアはOCR化してEvernoteに放り込むのでアイデアをなくすことがない。
この二つのメリットは、想像以上に大きいです。
メモを書くだけ書いてよくなくす、という方に、このkyberオススメでございますよ。
あ、もちろんブルジョワなひとは、ロディアみたいにばんばん書き散らかして直接OCRどーんがいいと思います!
モレスキンを常用できる財力があるなら気にするこっちゃねえよ・・・!