だっておきゅうりょうやすいんだもん!(切実)
最近お受けすることの増えたとある添乗業務。行き先がとても好きなところで、でもとにかく時間の拘束と体力がきっつい(実質36時間横になって眠れない)お仕事でして、もうちょっとこう・・・なんとかならないかなあ・・・って思って、でも自分じゃあお仕事のどこに問題があるのか分からなかったから相談してきました。
実はうちの徒歩圏にあるのよね労働基準監督署。
行ってみますと中は普通のお役所風味。入り口が薄暗いのはお約束。
銀行とかにある、ボタンを押して予約番号が書いてある紙を吐き出す装置から紙を受け取ってしばし待つ。
平日昼間はさすがに空いていて、数分と待たずに呼んでもらえました。
話を聞いてくれたのは50~60代くらいのおじちゃま。良い感じにやる気なさげ。お役所のイメージを免れない感じは、最近やる気出してるハロワより危機感薄いんだろうなあー(以上アライの色眼鏡)
ですが、もちろんこっちが投げた質問には専門家らしくすべて答えてくれました。その結果・・・
・『休憩』は、会社からもお客様からも一切拘束を受けない状態でないと認められない(休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。)
・よって、お客様の相手をする可能性がある(交通機関に乗っている間等)時間すべてが業務時間に相当する
・本来は一定時間毎に休憩を与えなければいけないが・・・添乗員ひとりじゃそんなヒマないですよねーアウトですねー。
・添乗1回で36時間消費?あー、週の労働時間って40時間制限ですけど、もうちょっと仕事したらこれもアウトですねー。40時間超えたって残業手当なんてもらってないでしょ?
・ 東京都の最低賃金は現在時給850円。業務はすべて時間換算して、この最低賃金を割ってはいけない
結果、時間外労働・ 深夜労働・準備時間などを加味して考えると、現状最低賃金の半額以下しか支給されてないですねーはっはっは!という結果が出て、アライが血の涙を流しましたので、みなさんは決して添乗員になんてなってはいけないよ!お客さんで来ようね!!!11
※最低賃金の半額以下の仕事って、自営業でもないのにそんなモンがあるのか馬鹿な!って思うでしょう。アライも昔思ってました。でも、本当にあるんだなあこれが・・・(とおいめ
現実を直視しぶっちゃけ泣きそうですけれども、仕事自体は好きなので、交渉・・・がんばろ・・・。というきもちになりました。
あと、自分の生活を支えるものでありながら、なかなか深くは知れない労働の法律について良い勉強になりました。
知れば知るほど、労働の実情と乖離しすぎて『労働の法律って意味あんの?』って気持ちがふつふつと沸いてきましたけれどもね・・・。うふふ・・あはは・・・。