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【文章術】書き手にもスランプがある【ブロガーハック 3/10】

Written on:10月 25, 2011
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 たとえば魔女の宅急便に出てくる絵描きの女の子、ウルスラを見ると絵描きにスランプがあるのだと分かりますが、もちろん物書きにだってちゃんとスランプがあります。
 物書きにも・・・とはちょっと違うかな、何かを作り出す人は、自分の体を燃料にする以上、その炎が上手に燃えない時があるもんです。

 アライは、物書きのスランプには2種類あるんじゃないかと思っています。

1.文章を書き出すことができない
2.書いている最中の筆が重い、あるいは止まってしまう

 『1.文章を書き出すことができない』
 あるある。パソコンに向かうこと自体が億劫なときがあれば、パソコンに向かってエディタを立ち上げたはいいものの、一文字も打ち込めないときもある。
 こういう不調にアライがどう立ち向かうかというと、とにかく無理矢理にでもノートorPCを開く。机の前に向かう。コレです。
 書く気分が乗らないときというのは、たいてい億劫な気持ちが前に出てきてしまったとき。ですがこの「億劫さ」には押し勝つことが出来ます。ノートやペンがない、PCが開かれていないことによって億劫になる気持ちを、その時だけはちょっと頭の動きを鈍くして、それらを黙々と準備してやることによって準備を整え、その前にどっかりと腰を落ち着けてしまうのです。
 この状態で、どんなに書けなくても10分は粘ります。それくらい考えてまだ一文字も書き出せないなら、あきらめて気分転換をします。

 そうそう、この「頭の動きをちょっと鈍くする」というのに、個人的には運動が効果的です。腕一本上げるのまで疲れるくらいにプールで泳いでからPCに向かうと筆が進みます。余計なところに気を散らすだけの余裕がなくなって、目の前しか見えなくなる、というか。
 これだって目の前以外を見ることを億劫がっているのには違いないのですが、結果として集中力アップに貢献しているんですね。もちろん、その前後で眠くなってくるので、この眠気にどう対抗するか?というのは別のところで勘案事項。

 『2.書いている最中の筆が重い、あるいは止まってしまう』については、書いているテーマについての理解不足や、何故それを書こうとしているの?という根本的なところで詰まっているパターンがよくあります。そして、そういう文章は得てして書いてて楽しくない。アライはなるべく自分の得意分野でものが書けるようにお仕事を頂いてはいますが、もちろん100%いつも好き勝手に文章が書けるわけではありません。たとえ常に自由にテーマ設定が出来たとしても、読み手が面白い文章と書き手が面白い文章は違っていることがありますし(ブログでも「読者さんが興味を持ってくれるだろう」と思って、アクセス狙いの記事を書いたりしますよね)、自分の言いたいことを書いているつもりでそれを上手く文章に表せないと、書いている途中でイライラして原稿を丸めてゴミ箱にぽいっとしたくなることがあります。こういう時の処方箋はいくつかあって

・何故その文章を書くのか?考える(文章を書いていて楽しくないとき)
・資料を漁る
・書く手が止まってしまったところから、1行か2行分を消して、新しく考え直す(言いたいことが言えないとき/この先何を書いたらいいか分からなくなったとき)

 特に、最後の『1行か2行分を消して、新しく考え直す』は結構使う手です。折角書いたものがちょっともったいな気もしますが、書いたところまですべてのバックアップを取っておき、数行消してまたその続きを新しく考えるのです。
 物を書く作業は自分の中にある道をたどりながら、それをほかのひとにも伝わるように表現する作業です。ときには、道を歩いているうちに路地の突き当たりに行き着いていることがあります。それ以上言葉を連ねようとしても広がりがない、唐突な道ゆきの終わり。手を這わせて先の道を探ってみても、言葉を跳ね返す冷たい壁が広がるばかり。
 こんな時どうするか、できれば壁を乗り越えられたらいいのですが、ジャンプしても壁を登ってみても無理だと悟ったら、おとなしく引き返しまた別の道を探せばいいのです。

 この記事を書く間にも、数度言葉の行き止まりにいきつきました。その度に少し戻って右に曲がったり左の路地をのぞき込んだりしながら、文章を仕上げています。

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