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【書評】スカイ・クロラ★4

Written on:4月 6, 2009
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スカイ・クロラ (中公文庫) スカイ・クロラ (中公文庫)
森 博嗣

中央公論新社 2004-10
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読了。
特に小説の書評は、「ネタバレせず」「簡潔に」書籍から受けた概念やら言葉やらを掬って表現しなくちゃいけないというところが、私には本当に荷が重い作業です。

でも、難しいからこそついトライしてみたくなる、と言う気持ちがある。この感想もそういった挑戦の一種です。

僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。

この説明をさらに縮めて一言で表すなら、『寿命のない子供が殺し合う日常を通して映し出す、”空々しさ”』を描いた作品。

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・『戦争のおかげで平和を認識できる世界』
・『寿命がないために、自分の生死を”正しく”認識しない自分』(ここで言う”正しく”とは、寿命のある人から見た正しさ)
・『自分の生き方や境遇からくる、他人への拒絶』

どれも空々しい。文体に似合って、ドライで、危なっかしく、そして実際危ない。

・・・うん。ともすれば
厨二病で片付けるのが、とっても簡単な作品です。

ただ、それだけで終わるなら、この作品がここまで注目され、映画化されることも無かったはず。
実際読み始めると、世界観にぐいぐい引き込まれ、アッという間に時間が過ぎていました。
主人公の一人称視点で描かれる世界は、詩的で、晴れ晴れとして、乾燥していて、そして緻密。秀逸です。
特に、大規模な戦闘シーンでは、その風景が脳裏に鮮明に描かれるような、貴重な感覚を味わえました。

アマゾンの書評によると、次巻のナ・バ・テアは更に面白い!らしいので、今からワクワクです。
ああ、また睡眠時間が・・・。

ナ・バ・テア (中公文庫) ナ・バ・テア (中公文庫)
森 博嗣

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