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【Evernote】すべてのノートは『記録』と『実用』のあいだで揺らいでいる【10本ノックその7】

Written on:10月 4, 2011
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いままで、Evernoteに自動保存しているものや、あるいは手動で保存しているもについてがっつり書き出す作業などはやってきました。ただ、それらをなぜ保存しているの?というところまで深堀りしていなかったので、それについて改めて書こう、というのがこの記事の主題。
Evernoteの中に存在するノートの属性を、『お役立ち』という視点からざくっと二つに切り分けると、このような分類が出来るかなと。

・記録情報・・・
いわゆるライフログ。思い出に浸ったり、見返してニヤニヤする。
旅の思い出や、人と会った記録など。

・実用情報・・・
自分の仕事や生活に生かす情報。お役立ち情報
料理レシピや、ソフトウェアのキーコード、パスポートの控えなど。

Evernoteに保存されているあらゆる情報が、この二つの分類の間をいったりきたりしています。

たとえば、foursquareのログは、記録情報でありながら、同時に、過去にいた場所を示し見の潔白を示す助けになるお役立ち情報にもなります。
あるいは、情報収集のため、購読しているメールマガジンをEvernoteに保存している場合にも、お役立ちの目的で読みながら、その読んだこと自体が思い出として自身の中に残り、記録情報としても生きるでしょう。後々ノートを読み返した際に、”役に立った”と感じるより、そのノートの内容自体が懐かしくなるのが記録情報として生きるということです。

『記録』として、つまり別に何かの役に立てようと思って情報を集めるつもりでなくても、その情報があったために、時折自分が助かることがありますし、反対に後々仕事に生かそうと取っておいた情報も、ずっと後で見返すと懐かしい思い出に変わるかもしれません。

例をひとつ挙げると、料理レシピなんて取っておくのは、自分の料理レパートリーを広げるため、つまり実用情報に大きく偏る情報ですが、ずっと後で見返したら「ああ、前にこんな料理作ったなー。軽量スプーンがなかったから目分量でやったから塩辛くなっちゃって・・・」なんて、波乱万丈なクッキングの思い出の呼び水にもなります。実用情報は利便性のあるなしが重要で、感情にはあまり訴えかけてきませんが、記録情報は感情をゆさぶる思い出として立ち現れるのです。

そのノートのメモが記録か実用かを定めるのは、流れる時間と、周囲の状況。もちろん最初に保存したときの意思(記録のつもりで保存したのか、それともお役立ち情報としてクリップしたのか)が大きく影響するのは間違いないのですが、『時と場合』はその思惑を容易く変えてしまいます。

ということは、「この情報はノートに入れておいて役に立つか?」という問いはナンセンス、とまではいかないまでも、あまり有意義ではないことがわかります。時間や周囲の状況によって、その答えは変わってしまうわけですから。これが、ひとつの情報をEvernoteに入れるのに大きな労力を払わなければならない、という状況ならまだしも、実際は数クリック、ないし自動転送で済んでしまう。ここまで手軽なら、見通せない未来にうんうん唸るより、とりあえず保存してしまうことです。それが、精神衛生上にも、未来の自分にもいい結果をもたらすことがあっても、不幸にすることはないでしょう。

さらに、ノートを分類する際、それが『記録』なのか『実用』なのかで分類する、というのはあまりいい手ではないということがわかりますね。時と場合によって、属性に揺らぎがあるわけですから。

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