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【商法】お客がテレアポをする不思議な不思議な世界 – 無料自己啓発セミナー(の勧誘セミナー)に行ってきました。

Written on:2月 15, 2011
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この記事を久々に読んで、思い出しました。

「俺ね、5年以内に起業して年収1000万超えるから。」

そういえば、まだこのネタをブログにまとめていなかったと。

私は以前、無料の自己啓発セミナーに、興味から行ってみたことがあります。

ことの始まりは私の友人(Aさん)が、さらにその友人(Bさん)から自己啓発セミナーに誘われ、おもしろそうだからと私もついて行ってみたという次第。

ちなみにAさんの友人は認知科学方面にめちゃめちゃ強い人、私も伊達に社会学ゼミで侃々諤々ディスカッションをこなしてきた訳ではないので、勧誘に引っかかるなんて露程も心配せずに行きました。

・・・ いや、もしかしたらちょっと期待してたかな。話術で引っかけてくれないかなあと。もし私が引っかかるほどだったら、恐らくその人からすごい会話スキルを盗 めるのだろうなと思って。それに万一申し込んでも、建物を出てすぐに消費生活センターに電話すれば済むとも思っていましたしね。

ちなみに、私が行ってきたセミナーの運営会社は、ランドマークエ○ュケーションというところ。←からWikipediaをご覧いただければわかるとおり、フランス政府およびドイツベルリン市からカルト認定されてたりする世界的に見て超アレな団体です!!1

いやがおうにも期待が膨らむね★

ち なみに、Bさんは、自主的に受講している人ではありますが、「私は興味があってやってるけど、別に話を聞いてなんと思わなかったら断って良いから」という 非常に軽いノリの人です。自己啓発セミナーも、こういう風にある程度自己完結出来る人ばかりが受けていれば、闇雲に迷惑が広がらなくて済むんですけど ね・・・。いや、それじゃあ主催側が食えないか。

セミナー受講の前に昼食最中の話

会場近くまで到着するも、まだ時間があるのでお昼しますかーと、喫茶店へ。このときBさんに、今どんな勉強してるの?と聞いてみました。

基 本、コーチの話を聞いたりディスカッションをしたり、なのですが、その中でセミナーコンテンツの一つとして、『セミナー参加者が、電話勧誘をする』というのが あるらしいんですね。正直、初めて聞いたときは意味がわからなかった。え?どういうこと?参加者って客でしょ、5万か15万か払ってわざわざ来てるのに、 その人たちに金を払うこともなくテレアポさせるとかどういうことなの・・・?

曰く、もちろん形としては全くテレアポと同じ。自分の身近な人を勧誘するという困難な作業を通じて、苦労と成功体験を作り出すための授業、なのだそうです。なにそれこわい。身内からいきなりそんな電話かかってきたら、怒鳴り散らして縁切っちゃう

セミナー会場着

ご飯後改めて向かった建物は、ごくごく普通のビル。部屋の中も、20人ほどの椅子が並べてあるのと演台があるだけの普通の会場です。

着席して、入場時に頂いたパンフレットを読んでみると、まあ素敵なくらい、受講のベネフィットについて抽象的な表現ばかりが並びます。『より大きな自信と自 分を大切にする気持ちを得た』『同僚との関係がより良好になった』『人生がより楽しくなった』などなど。笑っちゃいますねえ。この程度の成果をこんなバカ 高いセミナーに参加しないと手に入れられないなんてどんだけ情弱なのよ。

参加を検討している人に対してはせめて、『アンケート結果:受講前と比べて、会社の人間関係で、話が途切れる率が低下したと回答した率は、全体の70%だった』くらい言えないんですかね。専門家入れてるんでしょ?ちゃんと計りなよ。

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まあ、この手のセミナーでパンフがちゃんと手元に残るだけ、まだマシとは言えるのかもしれません。が、嫌な意味での期待値急上昇でテンション上がってきましたよ・・・フフフ・・・

セミナーが始まって現れたのは、セミナーの講師とおぼしきお姉さん。具体的な内容はすっ飛ばしますが、

①講師:自分の体験から、いかにこのセミナーが素晴らしいか語る→②現在セミナー受講中の参加者:壇上で、いかにこのセミナーが素晴らしいか語る→③講師:泣きながら自分の体験から、いかにこのセミナーが素晴(ry

特に、②の参加者の発表があまりに訓練されすぎててめっちゃ気持ち悪かったかったのと、③の講師さんが、話の盛り上がりの良いところできっちり涙を流しているのには感動さえ覚えました。ここまでネタを仕込めるとは、このセミナーを除いて他では見たことがありません。

そして、1時間ちょいほどの全体セミナーが終わった後は、セミナー受講中の参加者と、今日の無料セミナーを見に来た人たちが小さなグループごとに分かれてグループディスカッション勧誘タイム。

私の話し相手をしてくれたのは、細身でサービス業とか縁遠そうな(でも目はキラキラと輝いている)おじさまでした。

おじさま(要約):このセミナーは良いんですよ、自分は~~~~という風に変わりました。
私(要約)なるほど。ところでちょっとお伺いしたいのですが、パンフレットを拝見したところ、具体的なベネフィットが良くわからないのですが、何かこう、数値に置き換えた実績のようなものを教えていただけませんか?
おじさま(要約):それは受講すればわかるんですよ
私(要約):そうは言っても、これじゃあ事前に判断する材料に乏しいのですよ。貴方の体験が私に合うかどうかはちょっと分かりませんし、お値段も15万円とか、それなりにしますし・・・。(受講する気は全くない)
おじさま(要約):受講料は分割払いが(ry
私(要約):そういうことではなくて、受講した後の具体的なベネフィットをお伺いしたいのです。何か、もう少し抽象度を下げたたとえで
おじさま(要約):だから、それは受講すればわかるんですよ。受講しない人はかわいそうな人です。こんなに素晴らしいセミナーを見逃してしまうのですから
私(上から目線にカチンとくる):そ、そうですか・・・。

この後も軽く、似たような質問(具体的なベネフィットってなんなん?)をジャブで繰り出してみたものの、『受ければわかる』のループ攻撃のみ。おい、もう少し応用を利かせた受け答えはできんのかね。出来ないんだろうな、明らかにこの人見た目が営業職じゃないしな。

表情を見ても、普段気弱な人がセミナーコンテンツだからと必死に笑顔作って説得している感がバリバリで、『ああ・・・促成栽培なんだなあ』と思いました。

そ の後お話を聞いてみると、なんとその方、元々ヤクザ方面だったそうで、更正されてこういうセミナーに参加しているのだそうです。なるほど納得、シャバのビ ジネスには慣れていらっしゃらなかったのですね。この話は正直おもしろかった。てっきりこういうセミナーって、サラリーマンとか主婦とか暇をもてあました おじいさんおばあさんばかりが来るもんだと思ってたから。ある意味純真そうですもんねえ、ヤクザの方って。

し かしながら、芸のない勧誘攻撃で心はゆらりとも動かない。むしろ上から目線の発言に心証は悪くなるばかり・・・。そろそろ誰か席を立たないかな、と、チラ チラ周りを見渡していたら、Aさんがサっと席を立って出て行かれたので、私もついでに、ヤクザさんの手を握って「お話ありがとうございました!感動しました!!」などとかけらも思っていないことをのたまいながら有無を言わさず退出。うん、こういう時にこそ初対面スキルと演技力が大いに発揮されるべきですよ ね。

ビ ルを出た後、私とAさんは駅前のモスで合流しました。(Bさんはこの後続けてセミナーがあるとのことでここでお別れ)私がセミナーの様子を思い返して爆笑 しながら「何アレあり得ないきもすぎるわwww」「講師の人ちゃんと良いところで泣いたよすごい!」などと話していました。それを聞いたAさんが柔らかい 笑顔で一言。

「狙ったところで泣き真似が出来るのがプロだからねえ」

ですよねー。

というわけで、教訓教訓。

先の、「俺ね、5年以内に起業して年収1000万超えるから。」の例も含めて、
友達に誘われたら警戒しましょう-。

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